2018/09/07
休みだった。
正午あたり、店の雑務で必要だったので職場へ。
取引先の人を待つ間、外で風に当たりながら詩を読んだ。谷川俊太郎が一番しっくりくる。
とてもいい時間だった。
声に出して読むのが一番いい。朗読とかやりたいな。わたしは声を出すのが好きかも。合唱とか、歌うことと、読むのも好きだということに気づいた。
読み聞かせとかしてみたい
1時間程度で終わる。
そこから映画と迷ったけど、ずっと気になっていた古本屋があったので吉祥寺へ。
吉祥寺は久しぶりだった。一年ぶりくらいじゃないかな。
しかもほぼ初めてまともに商店街を見た。すごい賑わってる。
駅からすぐのところに目当ての本屋はあった。
『百年』と『一日』という系列店。
どちらも見やすく、品揃えも詩集やら写真集が充実していてよかった。
シモーヌヴェイユ を探していたのだけどおそらくなかった。見つけられなかった。
百年、のほうで個人が出している読みものを買う。
日記的短文と一句、注釈で一言添えてあって、ポップだけど趣があってよかった。じっくり読みたい。
思っていたより時間が余ったのと、まだ眺めていられるなと思ったので下北沢で降りる。
下北沢の古書店はすでにいくつか知っている。
まずは路地のなんというか知らないけどとても品揃えのいい店。ごちゃごちゃしているのがまたいい。
一通りみて、心に入るのはないなと思って出たら外の本棚に寺山修司の『書を捨てよ、街へ出よう』という本があって破格だったのもあって購入。ちゃんと理解して読めるかはわからない。
血は立ったまま眠っている、という言葉は、寺山修司を好きなと友達から聞いたことがある。この本からの一節だ。とにかく楽しみ。
その足でB&Bというトークなども日々催している本屋と、クラリスブックスへ。
B&Bは初めていったけどかなりいい本屋だったな。
シモーヌヴェイユ の本についに巡り合った。
パラパラめくって、いくつか流しみてみたけど、わたしには哲学的すぎたし言葉が難しく感じた。
詩集はあの場にはなかったので、改めて探そうと思う。でもヴェイユの本を実際に見れて嬉しかった。
最後に行ったクラリスブックスは何度か行ったことがある古書店。
ヴェイユが読めなかったので、じゃあわたしは何に興味があるだろうと思ったら、行き着くのはアウシュヴィッツなのだ。
ひとがひとを、本当に残酷な非道な手段で虐げていたというあの現実から目が逸らせない。
ちょうどそういう視点で本棚を眺めていたら、アウシュヴィッツから生還した人の手記があった。アンネの日記の最後の7ヶ月という本もあって迷ったし、高くないので買ってしまおうかと思ったけど次の楽しみにと思って前者だけに留めた。
あとはトルーマン・カポーティというひとの自伝的な、童話のような絵本のような読み物も買った。挿絵がいっぱいなのだ。
しかも村上春樹が訳している。この人の作った本は読まず嫌いしているけど興味はあるので、買ってみた。
少し読んだけどかなりいいかんじ。先もたのしみだな。
野菜を買って帰った。レタスとアスパラ。
ワインとチーズも近所の酒屋で話を聞きつつ買ってみた。白が飲みやすくて好きだ。
その後少し飲みに出る。お気に入りの沖縄料理屋が休みだった。
今年の夏休みは石垣に行くので、とても楽しみにしている。
友達と計画を立てた。これでなんとかなりそう。
明日から土日。またがんばろう。
いいやすみだった。自炊ちゃんとやらなきゃな。