2018/11/21
さいきん長回しの作品ばっかりみてる。
カメラを止めるなとか、ラースフォントリアーあたりをよく見た頃から、偶然にもそういう映画によくあたるようになった。
アイスと雨音に関してはワンカットムービーだからそれだけでも見応えある。舞台でもいいといって仕舞えばそうなのだろうけど。
ファニーゲームで印象的だったのは、ティムロス夫妻が残されて、逃げようと奮闘するシーン。
もどかしさがすごく伝わってくるんだ。
あと長回しで印象的なのは、やっぱりラースフォントリアー。ダンサーインザダークやドッグヴィルは特に印象的だった。
たぶん細かい指示が監督から出ていないので、役者はエチュード的な感じで役としてそこに在らなければならない。
その絶妙な間が、テンポが良くなくて、それがめちゃくちゃ現実的なんだ。
カット割りが多いと興ざめしてしまう場合もある。
1つのシチュエーションの間まで細かに編集してしまうと、テンポはいいけど現実味がなかったりする。漫画みたいな印象というか。
ちょっと興ざめする。
シーンとシーンのつながりが雑な映画とか、すごくもったいない。
ちょっとそういうところに目がいくようになって、また映画を観るのがたのしい。